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キムラユニが過去最高益、国内外で物流好調

2019年4月25日 (木)

ロジスティクスキムラユニティーが25日に発表した前3月期連結決算は、主力の物流サービスが拠点開設効果や荷主からの受注増で好調に推移したことを受け、8.1%の増収となった。これに加え、北米子会社の業績回復や為替差益を背景に、経常利益が72.6%と急伸、売上、利益ともに過去最高を記録した。

■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)
 19/3/通期19/3/3Q 19/3/中間比]19/3/1Q
売上高52,819 [8.1%]38,826 [8.2%]25,409 [8.3%]12,914 [11.6%]
営業利益2,229 [43.9%]1,742 [66.5%]912 [56.7%]487 [88.7%]
最終利益1,451 [72.7%]1,168 [73.5%]664 [88.1%]405 [161.2%]
売上高営業利益率4.2%4.5%3.6%3.8%

2018年4月に春日井東事業所(愛知県春日井市)を開設し、北米子会社の「KIMURA」(キムラ)も10月に既存倉庫の拡張、11月に自動車関連の補給部品物流ビジネスの開始など、国内外で主力の物流サービスを中心に受注量が増加。中国の「広州広汽木村進和倉庫」も支店網の拡大によって増収を確保した。自動車サービス事業は減収減益となったが、好調な主力事業の増収増益で吸収した。

今期も物流サービス事業で既存荷主からの受注拡大や新規開拓を見込んでおり、売上高540億円(前期比2.2%増)、営業利益24億円(7.7%増)、経常利益26億円(6.9%増)、最終利益15億5000万円(6.8%増益)と、増収増益を予想している。