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商船三井、エネルギー輸送安定し最終益黒字化

2019年4月26日 (金)

ロジスティクス商船三井が26日に発表した前3月期連結決算は、売上高がコンテナ事業を切り離した影響で25.3%減の1兆2340億円となったものの、営業利益は66.3%増の377億円を確保し、最終損益は18年3月期の「473億円の赤字」から「268億円の黒字」へと転換した。

邦船三社の事業を統合したコンテナ船で赤字が36億円増えたものの、エネルギー輸送事業で75億円、ドライバルク船事業で65億円それぞれ損益を改善し、大幅増益につなげた。エネルギー輸送事業は、上期の輸送需要が低調だった油送船が下期に改善し、LNG船・海洋事業も安定的に推移した。

今期は売上高1兆1940億円(3.2%減)、営業利益260億円(31.1%減)、最終利益400億円(48.8%増)を見込む。

■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)
 19/3/通期 19/3/3Q 19/3/中間 19/3/1Q
売上高1,234,077 [-25.3%]942,226 [-23.9%]619,895 [-24.3%]304,434 [-24.5%]
営業利益37,718 [66.2%]29,679 [21.8%]14,761 [32.4%]3,691 [221.7%]
最終利益26,875 [ - ]20,095 [-31.2%]5,725 [-56.3%]-1,682 [ - ]
売上高営業利益率3.1%3.1%2.4%1.2%