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ピッキング歩行距離削減、ZMPとサトーが連携

2019年6月13日 (木)

サービス・商品ZMPとサトーは13日、自律移動型の物流支援ロボット「CarriRo(キャリロ)AD」にサトーの経路案内ソリューション「ビジュアルウェアハウス」を連携させて倉庫内のピッキング作業者の歩行距離を最小限にする新たな機能を発表した。

新機能「ビジュアルウェアハウスforキャリロ」は、作業者が端末で宣言した現在地情報と在庫商品の座標情報から、ゴールまでの最短ルートを仮想マップ上で割り出して指示。算出した作業者の最短ルート情報と、そこから計算された最適な合流地点の情報が、走行時のルート上の目印情報として共有。その情報に沿ってキャリロADが自律走行し、作業者との最適な合流地点で待機する。

この機能を活用することにより、作業者は分割されたエリア内でピッキング作業に専念できるようになる。キャリロADはビジュアルウェアハウスからの指示を受け、最短ルートでエリアを自律走行し、指示された場所で待機、作業者がピッキングし終えた商品を積載した後、キャリロADは次のエリアに自動走行し、最終的にピッキング作業を完了する。

一連の動作を繰り返すことで、作業者の歩行距離を最小限にし、ピッキング要員の削減につなげる。導入効果については「20%以上の生産性向上」が見込めるという。

両社は7月23日から開幕するイベント「ZMPワールド」でビジュアルウェアハウスforキャリロの価格や販売開始時期を発表する、としている。