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佐川GL、庫内経路指示自動化し生産性23%アップ

2019年3月14日 (木)

サービス・商品佐川グローバルロジスティクス(東京都品川区)は14日、川崎市川崎区の拠点「西関東支店東扇島SRC」にサトー(東京都目黒区)の倉庫経路案内ソリューション「ビジュアルウェアハウス」を導入したと発表した。

ピッキング経路の最短距離を「画像」と「音声」で指示するナビゲーションシステムを導入したことで、経験の浅い作業者がベテランと同水準の作業効率を実現、人手不足の物流現場が抱える作業負担や教育者の負担軽減につなげる。

システムは、作業者が端末で「宣言」した現在地情報と在庫商品の座標情報から、ゴールまでの最短移動経路を仮想マップ上で割り出して指示。これまでの実証結果では、作業者の1時間あたりのピッキング行数がシステム導入前の平均60行から、導入後には74行と生産性が23%向上した。

▲「ビジュアルウェアハウス」

従来のピッキングの移動経路の選択は作業者任せのためベテラン作業者の生産性が「突出して高くなっていた」が、経験が浅くても最短経路で作業を行えるようになる効果が確認できたとして、今後は導入区画の拡大やピッキング以外の用途への活用、作業者の生産性を高めるツールを組み合わせて相乗効果を高める取り組み――などを検討する。