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郵船・長沢社長が就任あいさつ「社会の公器自覚を」

2019年6月21日 (金)

ロジスティクス日本郵船の長沢仁志社長は20日、東京都千代田区の同社本店でグループ社員に向けて「社会の公器としての責任を自覚し、幅広く社会に貢献できることを大いに誇りに思い、世の中から信頼され続ける存在を一緒に目指そう」と就任のあいさつを行った。

 

 

日本郵船・長沢仁志社長の就任あいさつ要旨
当社グループの業務執行の責任を担うにあたり、皆さんに私の考えを伝えたい。
松下幸之助氏の言葉に「企業は社会の公器だ」というものがある。「企業とは、社会が求める仕事を担い、次の時代にふさわしい社会そのものを作っていく役割がある」という意味だ。この視点から、当社グループの皆さんに強く認識してもらいたいポイントを3つ話す。

一つ目は、社会に必要とされること。われわれは「モノ運び」を通じて、世界経済の発展や人々の暮らしを支えてきた。これは「持続可能な開発目標」(SDGs)やESG(環境・社会・ガバナンス)経営にも通じるものだ。今後も、シニア世代の活用や多様性(ダイバーシティ&インクルージョン)を尊重する企業として、社会的責任を果たしながら持続的成長を続けていきたい。

二つ目は、すべてのステークホルダーから信頼を得ること。市況耐性の強化や、運賃安定型事業の確実な積み上げにより、信頼を得られるような収益水準を常に目指したい。

三つ目は、地域社会の一員としてそのルールを確実に守ること。当社グループでは過去数年、順法精神から逸脱するような事例がいくつかあった。不祥事を二度と起こさないという強い決意を持ち、遵法意識の徹底に努めていきたい。

令和という新しい時代が始まったが、基本理念「Bringing value to life.」はわれわれの普遍的な価値であり、何ら変わることはない。社会の公器としての責任を自覚し、幅広く社会に貢献できることを大いに誇りに思い、世の中から信頼され続ける存在を一緒に目指そう。