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伊藤忠、仏物流ビッグデータ企業と提携

2019年6月25日 (火)

M&A伊藤忠商事は25日、フランスの物流ビッグデータ企業「トラクセンス」(マルセイユ)に出資することで同社と基本合意した、と発表した。出資によってつながりを強くし、トラクセンス者と共同で物流ビッグデータを活用したグローバルサプライチェーン事業の開発に取り組む。

トラクセンス社は2012年創業のベンチャー企業で、独自にIoTトラッキングデバイスと物流情報プラットフォームを開発し、複雑化するサプライチェーンのリアルタイム監視ソリューションを提供している。

海上輸送コンテナ、鉄道輸送コンテナ、トラックなどグローバル物流で用いられる多な輸送形態に対応し、陸海一貫輸送で地理的・時間的な制約のないシームレスなトレース、リアルタイムな物流データ収集が可能になる。

物流業界でトレーサビリティ需要が高まるなか、トラクセンス社のシステムは2020年初頭までに大手海運事業者2社が保有する海上コンテナ10万台への採用が決まっている。