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トナミグループ、3PL事業強化へ大幅な組織改正実施

2012年7月2日 (月)

ロジスティクストナミホールディングスは2日、経営基盤の強化と中核事業会社のトナミ運輸における営業・企画機能の強化に向けた組織改定を同日付で行うと発表した。

 

トナミホールディングスでは、海外事業・M&Aなどグループ総合力の強化に向けた事業戦略を促進するため、「事業戦略室」を新設する。

 

トナミ運輸では営業部門、運輸業務部門、管理部門など大幅な組織変更を実施する。本部組織としては、「物流事業本部」を「運輸統括本部」に改称し、主力の特積み事業で安定的収益基盤の確立を軸に、現行4事業部・5部体制を6部に再編する。

 

また、「航空国際事業本部」を「3PL本部」に改称し、「3PL事業部」を物流事業本部から編入、補完関係にある「TSM(トナミ・サプライメンテナンス)事業部」「航空国際事業部」と合わせて3事業部体制で運営する。

 

3PL本部はさらに、3事業部の営業機能を包括的に展開するため、顧客ニーズに対応する「プレゼン機能・システム開発力」の充実・強化を図るため、「3PL営業部」を新設する。

 

管理部門では「管理本部」に、購買部門の一元化によるコスト低減、事業運営の効率化を推進する担当窓口として「購買部」を新設し、4部体制とする。

 

「経営企画本部」から「情報システム事業部」を分離し、運営・役割機能の明確化を図るとともに、同本部内の新規事業に対する取り組みを強化するため「事業戦略室」を新設し、経営との意思疎通の迅速化のため社長直轄組織とする。

 

関連事業部門においては、強化・機動力の向上による収益拡大を補完するため、現行10事業部制を見直し、6事業部制とする。

 
6事業部のうち、3PL事業部は流通センター運営の最適化、人材の育成機能、業績改善活動、品質改善機能の強化を図り、3PL事業の拡大に取り組む。

 

航空国際事業部では、物流のグローバル化への対応強化のため、「航空事業部」と「国際事業部」を統合して「航空国際事業部」とする。

 

本部制を採用しない単独事業部としては、事業の機動力と自立性向上のため、「経営企画本部」から分離した「情報システム事業部」を新たに加え、単独事業部を3体制とする。

 

情報システム事業部はシステム1部・システム2部・インターネット事業部の3部制を見直し、ネットワーク推進部・情報管理部の2部制に再編する。

 

「運輸統括本部」の組織の大括り化による効率的な運営を図るため、「引越事業部」・「通運事業部」を「引越部」・「通運部」として業務運営を行い、「環境事業部」を「営業統括部」へ統合。

 

機動的・戦略的な営業推進体制を強化するため、「営業部」を「営業統括部」に統合する。

 

部・室レベルの組織についても、一貫性のある柔軟な対応力を発揮するため、現14部・3室の体制を16部・4室に再編する。

 

このほか、事業所機能では事業管理機能の強化のため、エリア統括の「ブロック」の呼称を、事業統括を主眼とした「主管支店」に改称し、事業部門とのけん制機能を向上させるとともに、権限委譲による意思決定の迅速化に注力し、7主管体制とする。