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九州メタル産業、日本の技術生かし合弁化目指す

マレーシアで自動車リサイクルの事業化調査

2019年7月10日 (水)

国際 西鉄グループの九州メタル産業(北九州市小倉北区)は9日、環境省公募事業に採択されたことを受け、マレーシアで廃自動車の完全再資源化に向けた調査を行うと発表した。

この事業は世界規模で環境負荷を低減しながら日本経済の活性化を図る目的で、廃棄物処理・リサイクルといった循環産業で先進的な技術を持つ日本企業に、海外での事業展開を促すもの。

マレーシアは人口当たりの自動車普及率が東南アジアトップレベルである一方、路上への放置自動車が大きな社会的課題となっていることから、同社は廃自動車のリサイクル技術やシステムをマレーシアに導入、事業化し、同国の抱える課題の解決や自社ビジネス拡大につなげたい考え。

具体的には、現地企業と共同で自動車リサイクル企業の設立を目指し、北九州市、アズサSE&E、NTTデータ経営研究所と連携しながら、事業化の実現可能性を調べる。2019年度中に調査を終え、21年度までに事業化準備、22年度からの事業スタートを見込む。