荷主住友林業は5日、ベトナムで木材建材流通事業の展開を促進するため、ホーチミン市に子会社「ベトナム住友林業」を設立し、3日から営業を開始したと発表した。
ベトナム住友林業は、シンガポール住友林業が70%、子会社のビナエコボード社が30%を出資、木材建材のベトナム国内での卸売、輸出入を手掛ける。30%を出資するビナエコボード社は、住友林業が2010年、ベトナムでパーティクルボードを製造するために設立し、5月に商業生産を開始した。
ベトナム住友林業は、ビナ社が生産するパーティクルボードをベトナム国内に流通させるとともに、他メーカーが生産する商材も扱うことで、同国内での木材建材の販売促進を目指す。
また、ビナエコボード社のパーティクルボードの輸出拠点に位置づける。