M&ASGホールディングスとセイノーホールディングスは2日、業務提携に向けた検討を進めていくことで基本合意した、と発表した。「持続可能でより利便性の高い輸送サービスを提供していくことが運輸・物流事業者としての社会的使命」との認識で一致したという。
ドライバー不足やこれに伴う人件費の増加が物流企業の経営を圧迫しつつあるなか、両社は「企業の枠組みを超えた幹線輸送の共同運行や共同配送」などの連携に向けた協議を進め、トライアルを実施する。
具体的には、(1)幹線輸送の共同運行・共同配送(2)「業界の効率」アップ(3)ガバナンス強化――といった領域で連携することを目指し、両社でワーキングチームを立ち上げる。今後は本格的な業務提携に向けた検討を進めるとともに、業務提携の実効性を高めるため、特定の運行ルートやエリアなどでトライアルを行う。