産業・一般日本板硝子は6日、米国ノースカロライナ州のローリンバーグ事業所で、8-9月をメドに建築用フロートガラス窯2基のうち1基を休止すると発表した。
生産の再開時期は「今後の市場状況を注視しながら決定する」としている。
同社グループは北米で建築用4基、自動車用2基、合わせて6基のフロート窯を稼動しているが、需要に合わせた能力と生産量の削減を進める取り組みの一環として、休止を決めた。
また、欧州のポルト・マルゲラ事業所(イタリア・ベニスの西対岸)では、建築用フロートライン1基について、窯の燃焼を継続したまま生産を休止し、ホット・ホールドとすることを現地従業員に提案した。
欧州では、5月に定期修繕中のドイツ・グラートベックの窯1基の再稼働延期を決めている。