ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

日本板硝子、欧州2工場の建築用フロートラインを閉鎖

2012年11月9日 (金)

拠点・施設日本板硝子はこのほど、欧州の建築用フロートガラス製造ラインを閉鎖する提案を現地の従業員代表に伝えた。

スウェーデン南西部のハムスタッド工場で来年3月頃に、イタリア北西部のポルト・マルゲラ工場で来年1月頃に、それぞれの建築用フロートガラス製造ラインを閉鎖する方針。

ポルト・マルゲラ工場のラインは、窯の燃焼を継続したまま生産を休止する「ホット・ホールド」としていたが、欧州建築ガラス市場の状況が厳しく、今後も改善が見込めないことからホット・ホールドを中止し、ラインを閉鎖する提案を行った。

同社グループは、現在の需要に見合うよう生産能力と生産量の削減を進めており、収益改善施策の一環として、生産能力の最適化による固定費削減を図る。

閉鎖に伴う費用は8000万ユーロ(80億円)で、このうち3700万ユーロ(37億円)は現金で支出する。