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フジテック、既設エレベーター向け安全向上パック発売

2012年7月10日 (火)

ロジスティクスフジテックは10日、既設エレベーターの安全性を高める「安全向上パッケージ」の販売を開始する。パッケージは、国の「既設昇降機安全確保緊急促進事業」の対象となる「戸開走行保護装置の設置」「P波センサー付地震時管制運転装置の設置」「耐震補強の実施」の3項目に対応する。

 

エレベーターの安全や、防災対策への意識が高まる中、エレベーター改修工事に要する費用や時間を抑えながら、安全性を確保したいニーズに対応する。

 

国が推進中の「既設昇降機安全確保緊急促進事業」の対象となる3項目に対応することで、パッケージを導入すれば補助金の適用も可能となる。

 

安全向上パッケージでは、ブレーキを二重化することで戸開状態での走行を抑止できるようにするほか、P波センサーが初期微動(P波)を感知し、自動的に最寄階へ停止することで、ドアを開いて乗客の閉じ込めを防止する機能を付加する。また、既設エレベータの耐震性能を診断し、必要な耐震補強を実施する。

 

パッケージを導入する場合、費用の3分の1が国から補助される。例えば、エレベーター制御システムのリニューアルに伴って安全向上パッケージを導入した場合、総額1000万円のうち、安全向上パッケージにかかる400万円の3分の1に相当する133万円が国から補助金で賄われる。