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日通、日欧間輸送にアモイルート追加

2019年9月6日 (金)

国際 日本通運は5日、日本からヨーロッパに向けた輸送で、中国・欧州間を走るクロスボーダー鉄道輸送を利用する。海路と鉄路の複合輸送サービス「NEX・オーシャンソリューション・チャイナ・ランド・ブリッジ」を1日からスタートさせたと発表した。

日本の主要港から厦門(アモイ、中国)までを海上輸送しアモイからマワシェビチェ(ポーランド)、ハンブルグとデュイスブルグ(ともにドイツ)間を鉄道輸送する。この組み合わせで欧州へ輸送を行った場合、リードタイムは23-25日となり、すべて海上輸送とした場合の40日よりも短くできる。

日通では2015年から大連と太倉(ともに中国)からチャイナ・レールウェイ・エキスプレスを利用した欧州向け鉄道輸送を行っていて、これにアモイ経由が加わった。アモイ発の列車は週2便で定期運行しているので、大連、太倉に比べてリードタイムは1週間、輸送コストは40%削減が可能となる。

▲アモイ-欧州間を25日で結ぶ(出所:日本通運)

海路と鉄路による輸送手段については現在、国交省主導でもシベリア鉄道を利用してのヨーロッパまでの貨物輸送のパイロット事業が開始しており、日通も参画している。

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