ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

日通、中国欧州間鉄道輸送で週3定期便

2019年6月4日 (火)

国際日本通運は4日、中国現地法人の日通国際物流(中国)と欧州日通が中国欧州間でクロスボーダー輸送サービス「ユーラシアトレインダイレクト」の定期便サービスを開始する、と発表した。

鉄道輸送の市場ニーズに対応するため、安定したスペースの確保と輸送頻度の拡大に向けて西安鉄道運行事業者と「ブロック・スペース契約」(BSA)を交わし、定期便サービスを実現させた。

中国各地から集荷し、週3便で西安からポーランド・マワシェビチェ、ドイツ・ハンブルクとデュイスブルクに到着する定期便サービスを提供する。

欧州向け貨物の需要が集中する上海エリアの少量貨物をすばやく送りたい需要に対応するため、定期便を活用し、上海の自社CFSからデュッセルドルフの自社CFSに週1便の自社発着一貫管理を行う混載輸送サービスも開始。

発着とも日通グループが管理することでサービスの質を高めつつ、CFS間のリードタイムも海上輸送(40日)より2週間程度短い24-26日に短縮する。今後は欧州発中国向けの定期便サービスの検討を進め、混載輸送サービスは年内に週2便へ増便する。