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京急線衝突事故で全ト協に通達、国交省

2019年9月9日 (月)

行政・団体国土交通省自動車局は、5日に京急本線神奈川新町第1踏切で発生した大型トラックと快速特急列車の衝突事故を受けて、6日に全日本トラック協会(全ト協)に再発防止と安全確保に向けた通達を行った。

通達の中で同局は、運転者の点呼・指導監督の際に(1)通行可能な経路を選択するなど事業用自動車運行の安全を確保するために必要な指示を行う(2)踏切内で運行不能となった場合は、非常ボタンを押すなど速やかに適切な防護措置をとるよう指導する(3)運転者があらかじめ運行経路についての情報を把握し、通行が困難な経路を避けるなど適切な運行経路を選択するよう促す――ことを全ト協会員に徹底するよう要請した。

同事故では、5日に事故を起こしたトラックが所属する運送会社に対し関東運輸局が特別監査を実施、国土交通省は事業用自動車事故調査委員会の調査員5人を派遣し、同日付で特別重要調査対象に指定した。また、6日には石井啓一国交相が同省内に事故対策本部を設置したことを明らかにしている。

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自動車事故調が調査員5人派遣、特別重要対象に指定(19年9月6日掲載)
https://www.logi-today.com/350969