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JALカーゴ、システム不安で国内運送状電子化延期

2019年9月12日 (木)

ロジスティクスJALカーゴ(日本航空の貨物部門)は、国内貨物運送状のペーパレス化(eAWB)を延期する。当初は9月24日にeAWBポータルサイトを開設し、10月1日からペーパレス化を実施する計画だったが、システムを再確認した結果、「不安定な要素」が見つかったため、延期を決めた。

同社によると「改修の見通しは立っており、月内に開設できる状態となる可能性もあるが、延期の発表が10月1日直前になってしまうと顧客にかかる迷惑が大きくなってしまうと考え、早々に告知することにした」という。

ただ、現在も延期後の開設時期を決定できる段階になく、短期間でリカバリーできる見込みはあるものの、不安定な要素がより重大なものとなって開設までの期間が長くなる可能性も排除できないことから、現在は要因の特定に全力を挙げて「9月後半」にも開設時期を再告知する考え。

詳細な原因は明らかになっていないが、ペーパレス化対象としていた危険物申告書を対象から除外することを表明。「当面の間」は紙媒体の危険物申告書による申告が必要になる。また延期に伴い、9月末搭載分までとしていた紙媒体の貨物運送状についても「10月1日以降も継続して利用してほしい」としている。