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JR貨物4-6月期、コンテナ貨物10.9%増加

2012年7月12日 (木)

ロジスティクス日本貨物鉄道(JR貨物)が11日発表した4-6月期の輸送動向によると、4月に低気圧の接近に伴う輸送障害が発生したほか、6月に台風4号が上陸するなど自然災害の影響を受け、高速貨343本、専貨24本が運休した。

 

荷動きは5月以降、円高や欧州政府債務不安による輸出産業の販売減の影響を受けたものの、東日本大震災からの復旧に伴い、企業の生産活動が回復し、全体では前年実績を上回る推移となった。

 

コンテナ貨物は紙・パルプ、自動車部品など全品目が前年を上回り、10.9%増となった。紙・パルプは前年、震災で東北地区の製紙メーカーが被災したため、反動で増送となった。

 

自動車部品は、震災以降減産が行われていた自動車が、販売増を受けて増産体制を継続し、大幅な増送となった。

 

車扱貨物は、石油、セメント・石灰石など全品目が前年実績を下回り、全体では8.9%減となった。石油は価格の急騰に伴う需要現象と、その後の値下がりを見越した買い控えにより大きく減送となった。

 

セメント・石灰石は、工場の定期修理に伴い減送となった。