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JR貨物、11月のコンテナ貨物やや増加

2012年12月14日 (金)

ロジスティクス日本貨物鉄道(JR貨物)が14日発表した11月の輸送動向によると、同月は26日に防護無線の一斉点検を実施したほか、北日本地区の強風などによる輸送障害で、高速貨144本が運休となった。

中国などアジア諸国など海外の景気減速を受けて、国内の輸出産業が販売が低迷しているものの、前年に東日本大震災に伴う生産減があったことから、月全体では前年をわずかに上回る結果となった。

コンテナ貨物は、農産品・青果物、食料工業品などが前年を下回ったものの、紙・パルプ、エコ関連物資などが前年を上回り、全体では0.5%増となった。

農産品・青果物は米の販売不振の影響を受け出荷が低調となった。また、食料工業品は東日本大震災の影響により前年清涼飲料水などの需要が増加したが、反動で減送となった。

一方、紙・パルプは震災に伴う生産拠点の復旧に伴い増送となった。エコ関連物資は災害廃棄物の広域処理の進展により大きく増送となった。

車扱貨物は、セメント・石灰石が増送となったものの、石油が一部区間の輸送終了によって前年を下回り、全体では0.3%減となった。