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JR貨物、コロナと豪雨で7月コンテナ貨物18%減

2020年8月19日 (水)

調査・データ日本貨物鉄道(JR貨物)は19日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う需要低迷と7月豪雨の影響で、エコ関連物資を除くすべての品目で7月のコンテナ貨物が前年を下回ったと発表した。前年比18.4%減。

紙パルプが国内需要の低迷に伴い大幅減となったほか、化学工業品・化学薬品が自動車産業向け樹脂などの需要減、7月豪雨による九州方面への輸送障害の影響で低調に推移。食料工業品は、清涼飲料水やビールの現地生産化と7月豪雨の影響で減送となった。

また、自動車部品が自動車販売台数の減少で低調に推移したほか、農産品・青果物は外食産業向けの民間流通米が低調で前年を下回った。一方、エコ関連物資は建設発生土や焼却灰の輸送が順調で前年を上回った。

車扱貨物は、石油が外出自粛に伴い減送となり、車扱全体では10.7%減となった。コンテナ・車扱の合計は16.3%の減少。