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JR貨物4月、コンテナ貨物が大幅増

2012年5月17日 (木)

ロジスティクス日本貨物鉄道(JR貨物)がこのほど発表した4月分の輸送動向によると、上旬に低気圧の接近に伴う輸送障害が発生したほか、下旬には江差線で貨物列車の脱線事故が発生し、月全体では高速貨215本、専貨10本が運休した。

 

荷動きは、前年の震災による低迷から回復しつつあるものの、円高による輸出製品の販売減などの影響を受けた。

 

コンテナ貨物は全品目が前年を上回り、18.7%増となった。紙・パルプは震災で昨年東北地区の製紙メーカーが被災し生産不能となったことから、ことしは増送となった。また、自動車部品は、震災以降大幅に減産となった自動車が、販売増を受けて大幅な増産体制を続けていることから大きく増送となった。

 

一方、車扱貨物は全品目で前年を下回り、9.1%減となった。石油は価格の高騰に伴う需要の減少で減送。セメント・石灰石は、セメントの生産設備の不具合などで減送となった。