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JR貨物5月、コンテナ貨物11.9%増加

2012年6月15日 (金)

ロジスティクス日本貨物鉄道(JR貨物)が14日発表した5月分の輸送動向によると、5月は下旬に青森県東方沖で発生した地震に伴う運転規制で、高速貨10本が運休した。荷動きは、円高に伴う輸出企業の販売減少の影響を一部で受けたものの、東日本大震災に伴う製造業の生産活動低下からの反動により増送となった。

 

コンテナ貨物は、紙・パルプや自動車部品などすべての品目が前年を上回り、全体では前年比11.9%増となった。紙・パルプは昨年、東北地区の製紙メーカーが被災したため、ことしは増送となった。自動車部品は震災以降大幅に減産となった自動車の販売増に伴う増産体制が続き、前年を大きく上回った。

 

車扱貨物は、石油など全品目が前年を下回り、全体では前年比9.8%減となった。石油は価格の値下がりを見越した買い控えで減送。セメント・石灰石は、セメントが工場の定期修理の実施に伴い大きく減送となった。