SGHD、大丸心斎橋の｢仕入から売場まで｣一括受託

ロジスティクスSGホールディングス（SGHD）は17日、傘下で百貨店・大規模小売店向けの納品代行や店内配送を手がけるワールドサプライ（東京都江東区）が9月20日にリニューアルオープンする「大丸心斎橋店本館」（大阪市中央区）の仕入先から売り場までの商品輸送を一括受託した、と発表した。

▲館内配送スタッフ（出所：SGHD）

同社は、独自の流通支援サービス「ワールドサプライ・リテイリングサポートサービス」（WS RSS）を百貨店で初めて導入し、仕入先から店舗までの小売店調達物流と店舗内の配送、荷受場管理・配送カウンター管理のほか、店舗在庫を店外に移設して適宜商品を売場まで供給する「クイックストックヤード」のサービスを提供。これらの工程を同社の情報システムで管理して円滑な業務をサポートする。

大丸心斎橋店は、心斎橋筋商店街の北側に位置し多くの人が行き交う上、百貨店とテナント店舗が共存することで多数の納品車両が集まることから、安全確保と商品納入の混雑解消が課題になっていた。同社は、仕入れから売り場までの物流を一元管理することで、これらの課題を解決するという。

▲「WS RSS」のイメージ（出所：SGHD）