ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

いすゞ自、新サービス提供へコネクテッド試験開始

2019年9月24日 (火)

サービス・商品いすゞ自動車は24日、端末を搭載し情報通信でつながる「コネクテッドトラック」を活用した社会的課題の解決に向けて、新サービスの実証実験を行うと発表した。

実験を開始する新サービスは、運行前点検アプリ「PRE START CHECK」(プレスタートチェック)、架装のコネクテッド、積荷情報のコネクテッド――の3点。点検アプリでは、車両とスマートフォンをつなぐコネクテッド技術を活用して従来2人で行う必要があった運行前点検を1人で実施可能とし、点検データの記録保管をサポートする。

架装のコネクテッドは、架装物の稼働状況や故障の情報をシャシー(いすゞ)側の情報通信端末を通じて架装メーカーが取得することで、シャシーと架装を1つのくくりとして稼働サポートサービスを提供する。積荷情報のコネクテッドでは、RFIDを活用して積荷情報を自動取得し、情報を共有することでドライバーの付帯作業軽減を目指す。

同社は、2015年に大型トラック「ギガ」に情報通信端末を標準搭載し、18年に小型トラック「エルフ」、19年に中型トラック「フォワード」にも搭載することで全トラックシリーズのコネクテッド化を実現。独自の通信プラットフォームや車両データ活用をもとに新たなソリューションの創出に取り組んできた。今回発表の新サービスは、トラックから得られた情報を社会に役立てる新たな取り組みとして2020年度から順次実用化していくという。