リコー･Ridge-i、AI外観検査の先行ユーザー募集

サービス・商品リコーとRidge-i（リッジアイ、東京都千代田区）は26日、両社が開発を行った「AI（人工知能）外観検査サービス」の本格展開に向けて、導入効果を検証するための共同実証に参加する先行ユーザーを募集すると発表した。併せて開設した専用サイトから申し込みを受け付ける。

同サービスは、目視検査に代わって外観検査や異物検査を行うもので、リコーの強みである撮像・光学技術とリッジアイの強みであるAIによる画像解析技術を組み合わせて両社が開発した。

今回の共同実験では、先行ユーザーから寄せられた検査対象物の写真をもとに外観検査の実現可能性を判断。可能性が高い場合には現物を取り寄せて検証し、AIによる解析を行ったうえで簡易レポートを作成、ユーザーに提供する。

リコーの担当者は、「ユーザーの業界に制限はなく、物流現場でも活用してほしい」と話し、この共同実証を無償で行うことで、これまで検証に手間とコストがかかっていたため手を出せずにいた中小企業や地方企業にも手軽に始めてもらいたいという。

▲共同実証の流れ（出所：リコー）