M&AIFS(スウェーデン)は17日、クラウドネイティブな倉庫管理システム(WMS)や倉庫実行システム(WES)、分散型受注管理(DOM)システムを手がけるソフテオン(米国)を買収すると発表した。取引は2026年第1四半期に完了予定。
IFSはこの買収により、年率12%成長が見込まれる86億ドル規模のWMS市場で、産業用AI(人工知能)とロボティクスの統合による倉庫業務の自律化・知能化を推進する。買収先のソフテオンは、ソニーDADC(オーストリア)やDBシェンカー(ドイツ)などを顧客に持ち、高度なWMS/WESで実績を重ねてきた。
両社の統合ソリューションでは、IFSが提携するボストン・ダイナミクス(米国)やワン・エックス・テクノロジーズ(ノルウェー)のロボティクスと連携し、AIデジタルワーカーとヒューマノイドロボットを組み合わせた倉庫自動化を実現。IFS CloudやIFS.aiといった既存のプラットフォーム上で、在庫管理、労務最適化、ヤード可視化などをリアルタイムに統合する。
グローバル製造業をはじめ、航空・防衛、エネルギー、建設、輸送分野の顧客に対し、製造から倉庫、サービスまでをつなぐサプライチェーン全体の最適化を図るとしている。従来のレガシーWMSに対し、AI主導の根本的な構造改革を打ち出す戦略的買収だ。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。
LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com
LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。
ご登録は無料です。確かな情報を、日々の業務にぜひお役立てください。














