ロジスティクス不動産管理システムの開発を手がけるライナフ(東京都文京区)は18日、鹿児島市に本社を置く賃貸不動産会社4社が、同社のオートロックマンション向け置き配サービス「スマート置き配」を導入したと発表した。
サービスを導入したのは、川商ハウス、オーリック不動産、ユーミーコーポレーション、MBC開発の4社。それぞれ管理するするオートロック付き賃貸マンションにスマート賃貸を導入し、入居者の利便性向上と再配達の削減を図る。
スマート置き配が導入されたオートロック付き物件では、入館権限を与られた配達員がデジタルキーを使って、共用エントランスの鍵を解錠し、受取人が不在の場合も、各住戸の玄関前まで荷物を置き配できるようになる。

▲スマート置き配の仕組み(出所:ライナフ)
サービスを利用するには、同社が開発した集合住宅用スマートロック「NinjaEntrance」(ニンジャエントランス)をエントランスの近く設置にするだけで済み、後付けの設置も1時間で終了する。機器を設置した後、2週間程度で置き配サービスの利用が可能になる。配達員の入館履歴は、各配送事業者が管理し、トラブル時には配送事業者が対応する。
サービスの利用料は、宅配や配送を行う連携事業者が負担しているため、管理会社や管理組合などは、機器の電気代以外は設置費用も含めて無料で利用できる。サービス開始以来、全国で1万9000棟の導入実績がある。
同社は「スマート置き配の導入で、居住者のライフスタイルに合わせた柔軟な受け取り方法が可能になるだけではなく、再配達削減や環境負荷軽減、宅配人材不足への対応といった社会課題の解決にも寄与できる」としている。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。
LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com
LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。
ご登録は無料です。確かな情報を、日々の業務にぜひお役立てください。














