調査・データ倉庫管理システム(WMS)を手がけるシーネットは19日、同社のクラウド型WMS「ci.Himalayas(シーアイ・ヒマラヤ)」が、デロイトトーマツミック経済研究所の調査で2024年度のクラウド型WMS売上シェア16.7%を獲得し、14年連続で首位となったと発表した。調査はWMSやTMS(輸配送管理システム)、WES(倉庫運用管理システム)など主要な物流ソリューション市場を対象に分析したもので、同社は利用料シェアでもトップを維持した。
レポートによると、24年度のWMS市場規模は前年比12.0%増の228億5000万円。このうちクラウド型は105億9000万円と全体の46.4%を占め、翌年度には5割まで拡大すると見込まれている。物流センターの新設や既存拠点の刷新、省人化・自動化への対応が進むなか、クラウドWMSへの移行が加速している。
ci.Himalayasは、1992年創業のシーネットが長年培ってきた現場知見を基に開発され、25年3月末時点で全国1300拠点以上に導入されている。食品・飲料分野では、賞味期限や温度帯、ロット管理といった高度な要件に対応する機能拡充が評価され、同分野の市場成長(前年比17.3%)を背景に採用が伸長。中小企業から大手企業まで、幅広い規模の事業者に対応している。
24年度は、旧システムからのリプレースや商物分離を契機とした導入が増加。併せて、物流KPI分析ツールの提供により、現場改善にとどまらず、経営判断へのデータ活用も進んだとしている。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。
LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com
LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。
ご登録は無料です。確かな情報を、日々の業務にぜひお役立てください。














