ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

商船三井、省エネ50%目指す硬翼帆が基本承認

2019年10月3日 (木)

▲証書授与式での日本海事協会の重見利幸氏(左)、商船三井の川越美一氏(中央)、大島造船所の平賀英一氏(出所:商船三井)

認証・表彰商船三井は3日、大島造船所(長崎県)と協同で、風力エネルギーを推進力に変換する装置「硬翼帆式風力推進装置」の設計に関する基本承認を日本海事協会より取得したことを発表した。

 

この装置は伸縮可能な巨大硬翼帆を大型貨物船に搭載して最大50%の省エネを目指すもので、2009年10月に東京大学を中心に商船三井、日本海事協会、造船会社など13団体が参加してている産学合同の「ウィンドチャレンジャー計画」の根幹的技術に据えられている。基本承認が得られたことで、翼帆の構造と制御に関する基本設計が完了した。

計画は引き続き詳細設計を進め、22年中に硬翼帆を実装した新造船の運航開始を目指している。

▲22年中に実装予定の新造船のイメージ図(出所:商船三井)