商船三井、次世代機関状態監視システムの検証を開始

調査・データ商船三井は8日、このほど竣工したメタノール専用船「MAYARO」に次世代型機関状態監視システム「CMAXS e-GICSX」を搭載し、日本海事協会、三井造船、三造テクノサービスとともに、実船検証試験を開始した、と発表した。

このシステムは、電子制御機関の異常を早期に検知することで、予防保全・ライフサイクルコストの低減を図るもので、運航船舶から得られるビッグデータを船内で一元的に収集し、分析結果を運航支援、環境負荷の低減、経済運航、適切な船舶管理などに役立てる取り組みの一環として実施する。

三井造船がe-GICSで培った技術に日本海事協会と三井造船の共同研究に基づくデータ分析機能を組み合わせ、商船三井の運航船で比較検証する。システムが「実用的で信頼性の高い次世代型機関状態監視システムであること」を実証する狙い。

（出所：商船三井）