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AIT、上海-東京の鉄道モーダルシフトが物効法認定

2019年10月8日 (火)

行政・団体エーアイテイーは7日、上海から東京までをフェリーと鉄道で結ぶ「ハイブリッドプレミアムデリバリーサービス」が、物流総合効率化法(物効法)に基づき総合効率化計画に7月30日付で認定された、と発表した。

同サービスは、上海で荷受けした貨物を上海フェリーで大阪港まで海上輸送し、JR貨物の鉄道で東京まで混載保税輸送後、最終仕向け地である荷主倉庫までトラック輸送するもので、5月31日からサービスを開始していた。従来は、大阪の同社倉庫へ運ばれた貨物をトラック輸送で東京の荷主倉庫まで運んでいたため、ドライバーの運転時間も長く、環境負荷も高かった。

同社は、この取り組みによってトラックドライバーの運転時間を1725時間(70.5%)、CO2の排出量を36.1トン(79%)削減することに成功しただけでなく、上海東京間輸送のリードタイムを安定的に4日で提供するサービスを確立したことで、東京港の混雑解消にも貢献。また、物効法の認定を受けたことで計画策定・運用にかかる経費補助や税制特例などを受けることができるようになった。

▲モーダルシフトへの転換前と転換後の比較図(出所:国交省)