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貿易統計・9月、輸出対米7.9%減・対韓15.9%減

2019年10月21日 (月)

調査・データ財務省が21日に発表した9月の貿易統計によると、輸出額は6兆3685億円(対前年同月比5.2%減)で10か月連続の減少、輸入額は6兆4915億円(1.5%減)で5か月連続の減少、差引額は▲1230憶円で3か月連続の貿易赤字となった。

季節調整値は輸出額6兆4451億円(対前月比1.3%増)、輸入額は6兆5424億円(0.8%増)、差引額は▲972憶円だった。為替レートは1ドル106.69円(対前年同月比4%円高)。

併せて発表された2019年度上半期の貿易統計は、輸出額38兆2404億円(対前年同期比4.7%減)で5期ぶりの減少、輸入額は39兆1292億円(1.1%減)で5期ぶりの減少、差引額は▲8888憶円で2期ぶりの赤字となった。為替レートは1ドル110.28円(1.2%円安)。

9月の輸出は主に自動車部品(対前年同月比14.7%減)、原動機(13.1%減)、半導体等製造装置(12.9%減)が減少した。地域別では、対米輸出額は自動車が減少し1兆1874憶円(7.9%減)、対アジア(中国含む)輸出額は半導体等製造装置と自動車部品が減少し3兆4460億円(7.8%減)、対中輸出額は半導体等電子部品と自動車が増加したが自動車部品と半導体等製造装置が減少して1兆1771億円(6.7%減)、対韓輸出は食料品と一般機械が減少し2513憶円(15.9%減)と大きく減少した。

9月の輸入は、医薬品(44.2%増)が増加した一方、原粗油(16.1%減)、石油製品(35.5%減)などが減少した。

上半期の輸出は、主に半導体等製造装置(13.4%減)、鉄鋼(10%減)、自動車部品(7.8%減)が減少。輸入は航空機類(49.6%増)と電算機類(11.1%増)が増加したが、石油製品(17.7%減)、非鉄金属鉱(14.1%減)、非鉄金属(10.9%減)が減少した。