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対米輸出11か月ぶりマイナス、8月貿易統計

2019年9月18日 (水)

ロジスティクス財務省が18日に発表した8月の貿易統計(速報値)によると、輸出額は6兆3614億円(前年同月比8.2%減)、輸入額は6兆4922億円(12%減)で輸出入ともに減少し、差引額は1363億円のマイナスで2か月連続の赤字となった。

輸出は、主に自動車(7.2%減)、半導体製造装置(24.5%減)が、輸入は原粗油(25%減)、液化天然ガス(23.3%減)、石炭(24.5%減)などの燃料資源が減少した。

米中貿易摩擦のあおりを食うかたちで対中・対アジア貿易の減少が続く中、日本の輸出を下支えしていた対米輸出も主力の自動車と自動車部品が減少したことで11か月ぶりにマイナスに転じ、4.4%減少した。

対中貿易は、輸出でバス・トラックが4倍増となったが、半導体製造装置や自動車部品が大きく減少し、輸入も通信機や原動機が減少した。