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ハコブ、MOVOのAPI公開でサービス間連携加速

2019年10月29日 (火)

サービス・商品Hacobu(ハコブ、東京都港区)は29日、2020年春までに物流情報プラットフォーム「MOVO」(ムーボ)のシステム基盤を刷新し、外部サービスとの連携を進めるため、プログラムの利用方法やデータ形式を定める「API」を公開する、と発表した。

同社は「ユーザーの利便性を考慮した時に、物流業界の中でもオープンAPIによる多様なサービスとの連携が今後加速するべきである」として、外部サービスとの連携、ムーボ内のサービス間連携、既存サービスの機能多様化・実装のスピードアップ――をシステム基盤の刷新後に順次進めていく。

外部サービスとの連携が可能になると、例えば、倉庫管理システムや運行管理システムと連携した場合、ムーボIDを保持していれば連携する全システムをシームレスに利用することが可能となる。

また、ムーボ上で提供しているサービス間の連携も進める予定で、例えば、バース管理ソリューションと動態管理ソリューションの連携として「バース予約到着/遅延自動連絡」機能の実装などが考えられるという。

そのほか、システム基盤の刷新によって、よりスピーディに多様な機能を実装し、素早くユーザーに提供できることも効果として挙げている。

同社は、プラットフォーム上で蓄積されたビッグデータを活用し、企業間物流の課題解決を行うための「シェアリングロジスティクスプラットフォーム」構想を9月に発表しており、2020年以降、外部サービスとの連携を進めることで構想実現に向けた取り組みを加速させる。

▲(出所:MOVO)