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ヤマハ、静岡県の事業拠点を再配置、物流効率化目指す

2012年7月25日 (水)

拠点・施設ヤマハ発動機は24日、マリン事業、SPV事業を主体とした静岡県内の事業拠点を磐田本社に集約・再配置すると発表した。移転先は、2011年に磐田本社の隣接地に取得した事務所・工場で、「先進国事業」の効率化を目指した国内生産体制の再編成を進めるとともに、マリン・SPV事業の成長戦略に必要な措置として実施するもの。

 

具体的には、ME事業の部品加工を浜松マリン事業所から磐田本社に、WV事業のエンジン組立・部品加工を倉松工場から磐田南工場・磐田本社に移転し、湖西市・浜松市に分散しているマリン3事業(ME・WV・ボート)の販売・開発・管理部門、海外市場開拓事業部を磐田本社に集約。さらにヤマハモーターエレクトロニクス(周智郡森町)のSPV事業部の開発・品質保証部門を磐田本社に移転する。

 

これにより、国内生産体制再編の一環としてMEとWVの部品加工を磐田本社に集約、磐田南工場でATV(四輪バギー)にWVを加えたエンジン組立集約など、事業効率向上につなげる。

 

国内生産体制は、現行の12工場・25ユニット体制から7工場・14ユニット体制への移行を目標としていたが、今回の再編で6工場・13ユニット体制へと、さらに踏み込んだものとなる。また、磐田本社に集約することで事業間での販売・調達・生産・技術・物流面での効率化や相乗効果を目指す。再配置に伴う移転は2013年から段階的に開始、費用は概算で70億円となる見通し。