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ヤマハ発動機、磐田南工場のエンジン組立を移管

2011年9月14日 (水)

拠点・施設ヤマハ発動機は13日、磐田南工場(静岡県磐田市)で行っていた二輪車、スノーモビルのエンジン組立を8月末までに磐田本社工場(同)に完全移管したと発表した。

 

この移管により、磐田南工場のエンジン組立ライン12本、磐田本社工場の完成車組立ライン9本の合わせて21ラインが、エンジン・完成車一貫組立ライン4本と少量生産ライン2本の合わせて6ラインへと大幅に圧縮されるとともに、二輪車、スノーモビルの組立が、磐田本社工場で一貫して行えるようになった。

 

同社ではこれまで二輪車、船外機など製品事業ごとに、部品製造、エンジン組立、完成車組立といった生産機能別に分散した工場を抱え、個別工場ごとの生産性を追求してきた。

 

しかし「損益分岐点型の経営を目指すうえで、従来の分散型の生産体制では総合的に生産性を向上させていくには限界があった」として、今回の国内生産体制の再編成では、「部品製造集約」「組立一貫化」「製造マネジメント統合」を進め、集約・統合された工場レイアウトへと抜本的な構造改革を実施。生産ライン稼働率、物流効率、管理効率の向上、製造技術力の強化を目指している。

 

具体的には、従来の12工場25ユニット体制を7工場14ユニット体制に集約・統合することを進めており、今回の磐田南工場のエンジン組立移管を含め、この8月までに10工場18ユニットまで再編が進んだ。