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ヤマトシステム開発、クラウド型データセンターサービスを開始

2012年7月25日 (水)

拠点・施設ヤマトホールディングス傘下のヤマトシステム開発(東京都江東区)は25日、障害回避を視野に入れたIaaS型クラウドサービス「クロネコデータセンタークラウド(IaaS)」を本格的に提供開始すると発表した。

 

サービス基盤の設計・稼働検証・構築は、ネットワンシステムズ(東京都品川区)が担当。ネットワンシステムズはサービスメニューの開発を支援するとともに、運用設計、保守も実施する。

 

クロネコデータセンタークラウド(IaaS)は、宅急便システムを支える高信頼のデータセンター「クロネコデータセンター」を活用し、30年以上にわたる宅急便システムの運用実績・ノウハウを基にした運用(監視)品質を提供。国内2か所(東京、大阪)のデータセンターのICT基盤とその間の通信回線を標準提供するため、顧客は500キロメートル以上離れた2拠点での相互バックアップ環境を容易に構築できる。オプションで東阪相互バックアップ体制の構築支援にも対応する。

 

また、磁気媒体を物理的に保管する媒体バックアップサービスや、オンラインバックアップサービスと組み合わせることも可能。インターネットに接続可能な「パブリッククラウド」と、顧客のプライベートネットワークのみに接続する「プライベートクラウド」の2サービスを用意し、短期間で構築できるようにした。

 

価格は最小構成時の場合でプライベートクラウド、パブリッククラウドともに初期費用が5万円(税別)、月額費用2万9000円となっている。