M&A商船三井、MOLマリン、海上・港湾・航空技術研究所、東京海洋大学の4者は20日、「避航操船アルゴリズムと避航自動化に関する共同研究」を行うことで合意し、契約締結に至ったことを発表した。
同研究では、「衝突自動回避アルゴリズム」と「自律航行/遠隔操船システム」の開発と実装を目指す。開発にあたっては、危険を避けて航行(避航)するための航路設定にルールベースや強化学習等のAI技術を応用するという。
同社はこれまで「認知」に関わる航海支援システムを「フォーカス・アイ」シリーズとして開発しており、今回新たに取り組む「判断」にかかわる航海支援システムは「フォーカス・ブレイン」シリーズと命名。将来的に両シリーズを用いて自律航行の実現を目指す。