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商船三井、自律航行船実現へ支援システム共同研究

2018年7月6日 (金)

ロジスティクス商船三井は6日、東京海洋大学など3社と将来の自律航行船の実現に向けた取り組みとして、自動衝突防止につながる「先進的な航行支援システム」に関する共同研究を開始したと発表した。

商船三井テクノトレード、海上・港湾・航空技術研究所、東京海洋大学と同システムの共同開発を開始する契約を締結した。

共同研究では、東京海洋大学・今津隼馬名誉教授指導のもと、船舶の安全航行や「将来的な自律航行に必要不可欠で先進的な航行支援システム」の基礎研究を進める。

具体的には、自動衝突予防援助機能などの応用技術につながる、船舶の衝突回避アルゴリズムの一つである「相手船による航行妨害ゾーン(OTZ)」の考えを導入した航行支援システムの開発を目指す。

OZTは、自船が針路を変更した場合に、周囲を航行する船(相手船)と衝突する可能性のある領域。このOZTを、自船のブリッジから実際に見える風景を撮影した画像と座標を合わせて表示することで、どの方位に衝突の危険があり、その危険はどの船舶が対象であるかを照合できる。