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西濃運輸、処遇改善に勤続ポイント40億円超相当

2019年12月23日 (月)

ロジスティクスセイノーホールディングスは23日、ことし11月8日に公表した業績予想の修正を発表した。

今回の業績予想修正は、100%子会社である西濃運輸の従業員の処遇改善にかかる費用を計上したもので、西濃運輸は一定の要件を満たした従業員に勤続ポイントを付与、退職時に勤続ポイントを同社株式にして給付する仕組みを導入した。

同社は、制度内容を検討するにあたり、グループの発展に貢献してきた長期勤続の従業員に対する処遇の引き上げが必要と考え、過去の勤続期間に見合うポイントを付与することとしたため、制度開始に伴う今期分のポイント付与と合わせて40億円超を営業費用と特別損失として計上した。

セイノーホールディングスは、「当社と西濃運輸は、人手不足が今後も続き、さらに深刻化するとの考えのもと、優秀な人材の確保のため、福利厚生制度の充実を含む処遇の向上が喫緊の課題と認識している。一時的には人件費の上ぶれ要員となるが、このインセンティブプランの導入が、従業員の意欲や士気を高め、中長期的な企業価値向上に資するものと考えている」とコメントした。