ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

アマゾン、ESR「久喜DC」7.2万m2を賃借・稼働開始

2020年1月8日 (水)

拠点・施設ESR(東京都港区)は8日、アマゾンジャパンとマルチテナント型物流施設「ESR久喜ディストリビューションセンター」(久喜DC、埼玉県久喜市)3・4階の賃貸借契約を締結し、アマゾンジャパンが今月から使用開始することを発表した。同社がESRの物流施設を賃借するのは、「レッドウッド藤井寺ディストリビューションセンター」(大阪府藤井寺市)に次いで2件目。

今回アマゾンが賃借する2フロアの延床面積は7万2392平方メートルで、2024年12月31日まで60か月の契約となっている。「久喜DC」は、2018年9月に竣工した延床面積15万1501平方メートルの4階建て物流施設で、東北道と圏央道の結節点にほど近い「久喜インターチェンジ」から2.5キロに立地。同契約により稼働率が97%となった。

Eコマースの急速な伸びを支える物流のバリューチェーンの変革に伴い、首都圏では戦略的な場所でより機能的で高度化された先進的大型物流施設のニーズがますます高まっている。この5年間に当社が開発してきた首都圏の物流施設について挙げれば、竣工後満床稼働するまでの期間が想定より短いことがその証と思っている。ESRのスチュアート・ギブソン代表取締役

▲テナント従業員向けのラウンジ

久喜DCは、ラウンジ、ショップ、託児所施設を備えており、昨年の夏休みには従業員の子どもが英語を学べる「ESR学童スクール」を無料で開講するなど、テナント従業員の就労環境に配慮しているほか、全館LED照明、太陽光発電システム、敷地の緑化など、環境への取り組みも進めている。

また、久喜市と災害協定を結んでおり、災害時には地域住民の一時避難場所として使用されるほか、所有していた一部の土地を久喜市に寄付し地域住民のための公園・緑地として活用するなど、地域社会との調和にも取り組んでおり、新たな雇用創出と地域経済の活性化にも貢献しているという。