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プロロジス、佐賀県鳥栖市に日立物流専用施設を竣工

2012年8月2日 (木)
日立物流専用施設「プロロジスパーク鳥栖2」の外観

日立物流専用施設「プロロジスパーク鳥栖2」の外観

メディカルプロロジスは2日、佐賀県鳥栖市に日立物流専用の物流施設「プロロジスパーク鳥栖2」が竣工したと発表した。同日開催した竣工式には、日立物流の鈴木登夫社長、同社の荷主企業である久光製薬の中冨博隆社長らが参列し、施設の完成を祝った。

 

プロロジスパーク鳥栖2は日立物流九州メディカル物流センターとして、久光製薬、沢井製薬の保管業務と配送業務を行う物流拠点として利用される。

 

プロロジスは日立物流の物流施設のパートナーとして全国で施設を提供しており、メディカル専用センターとしては大阪舞洲地区の開発に続き、2棟目となる。また、鳥栖市とその周辺地域では、これまでにも専用施設1棟、マルチテナント型施設1棟を提供しており、今回が同社向けの施設としては3棟目の開発・提供となった。

 

物流施設は敷地面積1万5591平方メートル、3階建て、延床面積2万2898平方メートルで、九州自動車道、大分自動車道、長崎自動車道や国道3号など九州の東西南北を結ぶ主要な幹線道路の結節点に立地。博多港、福岡空港、有明佐賀空港など九州の主要な物流ハブや福岡市などの近隣都市を結ぶ鳥栖インターチェンジから約1キロメートルの地点に位置しており、九州全域を対象とした物流拠点として立地に優れている。

 

また、医薬品を扱うセンターとして、メンテナンス性に優れた全館空調方式を導入し、1階荷捌きスペースには低誘虫器具、高速シートシャッター、ドッグシェルターを設置。各階の倉庫窓に防虫フィルムを採用している。

 

さらに、2棟の別棟倉庫を併設することで、より幅広い商品を取り扱うことが可能。プロロジスでは、東日本大震災以降マルチテナント型施設には独自のBCPシステムを導入しているが、BTS(専用型)施設でもことし2月に竣工した「プロロジスパーク鳥栖4」に続き、「鳥栖2」でも細部まで耐震性に配慮したとしている。

 

プロロジスは現在、グリーン・ロジスティクス・パーク鳥栖内にパナソニックロジスティクス専用施設「プロロジスパーク鳥栖4」を運営中で、九州地区では福岡県で「プロロジスパーク福岡1」「プロロジスパーク福岡2」(ともに福岡県糟屋郡)を運営、「プロロジスパーク久山」(同)などの開発計画を進めている。

 

■「プロロジスパーク鳥栖2」の概要
所在地:佐賀県鳥栖市幡崎町1713番地
敷地面積:1万5591平方メートル(4716坪)
延床面積:2万2898平方メートル(6926坪)
構造:地上3階建
着工:2011年11月
竣工:2012年7月末