サービス・商品売上増加と在庫削減の両立を支援するクラウドサービス「フルカイテン」を開発・提供するフルカイテン(大阪市福島区)は15日、大和企業投資、京銀リース・キャピタル、みずほキャピタルを引受先とする第三者割当増資により、1億7000万円の資金調達を実施した、と発表した。併せてみずほ銀行から融資を受け、事業資金を積み増したことも明らかにしている。
今回の資金調達は、2017年5月、18年6月に続く3回目の増資で、同社は調達資金を人材採用と開発体制の強化に投資する。「フルカイテン」は、17年にリリースしたAIの需要予測によって在庫問題を解決するクラウドサービスで、アパレル企業を中心に導入が進んでいる。
同社は今後も契約企業数の増加が見込まれるとして、調達資金で事業拡大の地盤を固め、「必要な商品が必要な量だけ流通する社会」の実現を目指す。