フルカイテン、在庫削減サービスに3機能追加

サービス・商品フルカイテン（大阪市福島区）は4月末に、小売・卸売企業向けに提供している在庫削減支援クラウドサービス「FULL KAITEN」（フルカイテン）のバージョン3.0を発売する。既存のバージョン2.0に新機能を追加したもので、すでに2.0を利用中の企業については、順次3.0への移行を進める。

（出所：フルカイテン）

追加した新機能は3つで、このうち「ディストリビュート分析（在庫移動）」は、店舗在庫の欠品による機会損失を解消するもの。店舗ごとに任意の日にちを設定すると、AIがその後の一定期間に売れる数量を予測し、店舗内在庫の過不足を可視化する。これにより全店舗を対象に、売れる商品を売れる店舗にSKU（在庫最小管理単位）で配置することが可能になるとしている。

このほか、再発注すべき商品とその数量を自動計算する「補充発注」と、前年の実績と当期とのギャップを算出して各店で販促すべき商品を抽出する「ギャップ分析」の2機能を追加。また、既存の単価分析や中央倉庫分析などの機能についても強化したという。