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フルカイテン、売上貢献度をSKU単位で可視化

2020年9月2日 (水)

サービス・商品小売企業の在庫削減などを支援するクラウドサービス「FULL KAITEN」(フルカイテン)を提供するフルカイテン(大阪市福島区)は2日、全ての在庫を「売れ残りリスク」と「売上への貢献度」の2軸で評価し、販促施策や在庫処分の対象とすべき商品をSKU単位で可視化する新機能を同サービスに追加したと発表した。

従来は、在庫数量ではなく、完売までに要する期間によって在庫リスクを測定し、全ての在庫を「フル回転」「過剰在庫」「不良在庫」の3つに分類していたが、同社はサービス機能を強化する中で、SKUごとに「売上への貢献度」と「売れ残りリスク」が異なることに着目。

(出所:フルカイテン)

新機能は、両指標で全ての在庫を評価し、「最良」「優良」「良」「不良」の4つに分類。主に「優良」と「不良」に位置する在庫を絞り込んでリスト化することができる。

具体的には、「過剰在庫」と「不良在庫」を(1)現在庫数が多い順あるいは少ない順(2)販売点数が多い順あるいは少ない順(3)売上金額が大きい順あるいは小さい順(4)そのSKUが含まれる注文の客単価が高い順あるいは低い順(5)完売予測日が近い順あるいは遠い順――で絞り込んだ1000SKUを抽出し、「重点商品」として表示する。

▲抽出基準を設定する画面(出所:フルカイテン)

これにより、「売上が上位かつ現在庫数が大きいSKUを検索することで、隠れた人気商品を絞り込む」「不良在庫に分類されていても、まだまだ利益を出しながら販売できる商品(SKU)を探し出す」といったことが可能となるという。