フルカイテン、在庫移動最適化による販売支援開始

サービス・商品フルカイテン（大阪市福島区）は7日、在庫分析クラウドサービス「FULL KAITEN」（フルカイテン）に店頭の在庫移動を最適化するディストリビュート分析（在庫移動）機能を追加実装したと発表した。

ディストリビュート分析は、各店舗の販売力を考慮し、最適な在庫補充数や倉庫へ引き上げる数量を自動計算できる機能だ。店舗在庫の欠品による機会損失を解消し、売れる商品を売れる店舗に過不足なく配置することができるようになる。

EC（電子商取引）サイトを含む各店舗でこれから売れる数量をAI（人工知能）が予測する。その結果を受けて、各店舗の在庫の不足分を補充することで全店舗の機会損失を抑制し売上や粗利を最大化することが可能となる。この在庫移動の最適な数量配分の組み合わせを自動計算することが可能。これにより店舗での販売機会損失を解消する仕組みだ。

▲右側に自動計算された最適な補充発注数が表示される（出所：フルカイテン）

ディストリビュート分析は、顧客の要望を受けて開発したオプション機能で、既存のFULL KAITEN利用企業で順次、稼働を始めている。フルカイテンは今後も小売企業の在庫問題を解決するため、FULL KAITENのさらなる改良に取り組んでいく。