ロジスティクスアップル(東京都中央区)は20日、同社のウェブ見積り・引越し予約システム「ラクニコス」の利用データを集計・分析し、「イマドキの引越し予約調査レポート」をとりまとめて公開した。
調査結果によると、ウェブと電話の予約比率を比較した場合、電話予約は営業開始直後と終了間際に集中している一方、ウェブ予約は偏りなく予約が入り、3割は電話営業時間(9時-21時)外に入っていることが分かった。
また、引越し繁忙期である3月の予約に関して、「引越し予定日の何日前に予約をしたか」を年別で比較した調査では、2018年に「引越し難民」が話題となったことで、19年は前2年と比較して3・4日ほど前倒しして予約されていることが分かった。
結果を受けて同社は、「ウェブ引越し予約は、忙しい現代人のライフスタイルに合わせて引越予約ができるだけでなく、人手不足問題や引越し難民問題の緩和にも貢献しているということがわかった」とまとめている。
引越し業者は、分かりやすい料金体系とウェブ予約の導入、利用者には、電話予約の集中を緩和させる配慮が求められているかもしれない。