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豊田自動織機、日通の導入事例交え最新技術を紹介

2020年2月7日 (金)

サービス・商品豊田自動織機(愛知県刈谷市)のトヨタL&Fカンパニーは7日、同社のカスタマーセンターでフォークリフトの最新技術と導入事例を発表した。

冒頭、同社の一条恒センター長は「スマート物流が広がる中で、次世代の物流ソリューション開発への期待も高まっている」と話し、既存機種の高性能化、知能化、システム化を推進する方針を示した。

▲(左)トヨタL&Fカンパニーの一条恒センター長(中央)日通の中野喜正専任部長

このシステム化の事例として、同社が中部国際空港で実施した「トーイングトラクターの自動走行実証実験」を紹介し、続いて日本通運ロジスティクスエンジニアリング戦略室の中野喜正専任部長が「新札幌物流センター」に導入した無人フォークリフトを紹介した。

日本通運は、食品を取り扱う同センターに2017年7月から無人フォークリフトを導入。商品を積んだパレットを4台の無人フォークリフトが自動搬送することで、夜間に完全無人の倉庫現場を実現した。

無人フォークリフトの運用パターンは、深夜から早朝にかけては上階から1階へのパレット自動搬送、朝7時から11時までの入荷時間帯は3-4階のオートレーターからの自動抜き取りから仮置きまで、13時から20時までの出荷時間帯は1階のオートレーターからの自動抜き取りから仮置きまで――とし、有人フォークリフトと交錯しないよう安全性に配慮。冷蔵倉庫などの低温下での稼働については実証実験中だという。

このほか、トラスコ中山の物流施設で実験中の自律走行ロボット「AiR」(エアー)がピッカーに追従走行する様子や、自動運転フォークリフト「RinovaAGF」(リノバAGF)のデモンストレーション走行などが披露された。

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https://www.logi-today.com/366119