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中京高速料金案、伊勢湾岸道の大口割引最大18.8%

2020年2月14日 (金)

国内中日本高速道路(NEXCO中日本)と名古屋高速道路公社は、13日に中京圏の新しい高速道路料金の具体案を公表し、26日まで新制度に関する意見を公募することを発表した。

新料金の具体案は、国土交通省が5日に発表した方針に基づいて作成したもので、新たに「名古屋高速道路」の対距離制料金、「名古屋第二環状自動車道」の激変緩和措置、「伊勢湾岸道路」の大口・多頻度割引――の具体案が追加された。いずれも”案”の段階であるものの、広く意見を募集して正式な料金・割引の決定につなげる。

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■名古屋高速道路
利用1回あたりの「ターミナルチャージ」(固定額)を250円(税別)に設定。ETC普通車の場合、利用距離に応じて290円~1320円(税込)となる。

・非ETC車は入口から利用できる最大距離の料金を適用
・都心環状線利用者の分散を図るため新たに都心環状割引を導入(具体案は未定)
・ETC端末特定区間割引、ETC日曜祝日割引、ETCマイレージは終了

■名古屋第二環状自動車道
利用1回あたりの「ターミナルチャージ」をほかの高速道路とは別に設定するが、利用距離に応じてETC普通車で1100円の「上限料金」と同260円の「下限料金」を設定し、激変緩和措置とする。

・非ETC車は入口から利用できる最大距離の料金を適用

■伊勢湾岸道路
物流支援の観点から、ETCコーポレートカードを利用して東海ジャンクションと飛鳥ジャンクション間を通行する全車種を対象に大口・多頻度割引を導入する。

・月額利用料5000円以下の部分:割引なし
・月額利用料5000円超~2万円以下の部分:6.9%(11.9%)の割引
・月額利用料2万円を超える部分:13.8%(18.8%)の割引
※()内は名古屋高速都心環状線を通行しない場合の割引率