国内中日本高速道路(NEXCO中日本)は5日、「中京圏の新たな高速道路料金の具体案」に対する意見募集の結果を発表した。
2月13日から26日の間に集まった意見は132件。新たな料金体系全般に関する意見が54件と最も多く、次いで個別路線に関する意見が47件、その他の意見が31件だった。
対距離制料金や”同一発着同一料金”などの基本的な考え方に賛成の意見と反対の意見は同数程度見られ、「改定の理由として『渋滞解消のためのネットワーク拡充に必要な財源確保』とするのは不適当」といった改定そのものに否定的な意見もあった。
また、「2方向のみ通行できるインターチェンジ(IC)同士や近傍のICは同一ICと扱い、”同一発着同一料金”の対象とすべき」といった提案や、「大口多頻度割引の導入路線を拡大してほしい」「大型車優先の料金体系(割引)はやめるべき」といった事業者を対象とする意見も確認された。
NEXCO中日本は、これらの意見を参考に新料金体系を固め、2020年度中を予定している名古屋第二環状自動車道の全線開通に合わせて料金制度を移行する見通し。
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中京高速料金案、伊勢湾岸道の大口割引最大18.8%(20年2月14日掲載)
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